시작이 반이다.

思い立ったが吉日。

パーソナリティ 「テミン、ファンタスティック ボーイ」

 

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テミンの「Drip Drop」パフォーマンスビデオは、ほぼワンテイクで撮影された。青い空の下、荒涼とした大地、彼の影であると同時に背景のような動きはダンサーたちと共に、体積が感じられないように見えるほどとても細い体は、重力の影響から自由なもののように軽やかに動く。後半部分の30秒くらい、カメラはただテミンのソロダンスだけを映す。ミュージックビデオ以外にも、2種バージョンで公開されたタイトル曲「Press Your Number」パフォーマンスビデオもやはりワンテイクで撮影された。宮殿のダンスパーティールームのような華やかな空間でよりも、はるかに印象的なのは異国のある都市の浅い水路の上でのダンスだ。水の上で絶えず動く脚は、波と水しぶきを起こさせ、磨き抜かれたダンスの効果を最大化して、だんだん濡れるシャツと髪は、曲が進行するに従って雰囲気をさらに盛り上げる。

[Press It]アルバムのティーザーイメージは、唇が触れるように近くで向かい合うテミンの写真2枚で成り立った。ナルシシズムに近いコンセプトというテミンの言葉どおり、爆発直前のような強烈な性的緊張感が漂うこの世界は、完全に自身だけのものだ。「Press Your Number」と「Drip Drop」のステージで、彼は愛の感情を歌いながらも、相手を欲望するジェスチャーの代わりに自身を展示することによって、観客を誘惑する。複雑な仕掛けや設定は、むしろ不必要だ。華やかでありながらも正確に描かれる線が描く体の動きと退廃的な雰囲気の美しさを見せてくれるだけで充分だ。「怪盗」のときもそうだったように、テミンは自身をオブジェにして4分あまりの完璧なファンタジーをステージ上で具現した。現実ではないある空間の、人間ではない他のある存在のように。

しかし、荒野を背景に儀式のように踊った「Drip Drop」のラストで彼は腰を曲げて丁寧にお辞儀をし、公演の終了を知らせた。魔法は終わった。怪盗、妖精、悪魔、ステージ上であれば、どんな非日常的なキャラクターも演じることができるが、音楽が止まった瞬間にテミンは今も変わらず彼を紹介する決め台詞である「SHINeeの末っ子」として見せてきた態度に戻り、にこやかな微笑みを帯びたまま熱心に、真剣に聞いて話をした。デビュー9年目、変わらないことはそんなものだ。オーディションで「歌手になったら、死にもの狂いで一生懸命頑張ります。」と言い、カメラをまっすぐに見つめていた中学生は、16歳でデビューし、本当にそのようになった。歌って喉が痛くなればダンスを踊り、踊って疲れればまた歌を歌いながら、幼い時代に「音痴」と呼ばれた少年は、だんだんチームの中心としての座を掴み、ソロ歌手であると同時にパフォーマーとして自身の存在を証明することになった。この上なく模範的で、しかし、誰も彼と同じ方法で成し遂げることができなかったアイドルサクセスストーリーの主人公。

もちろん、努力はそれ自体で魅力を保証することはできない。「模範的な」スターは、すぐに退屈な存在になることもできる。アイドルが芸能番組に出演してキャラクターを構築したり、SNSを通じて日常的で親しげなやり取りを続けることは自分を表現して人気を維持するに当たってだんだんさらに重要になる方法だ。しかし、テミンは、頑固なほど音楽とダンスに没頭して、そのほかのジャンルでは自分をほとんど表さなかった。彼は、MBC[私たち結婚しました]をはじめとして、いくらかリアリティー番組に出演したことでも固定されたイメージを残さなかったし、その上、今はチームの末っ子という事実もキャラクターではなくポジションとしてのみ存在するだけだ。口数が少なく、どうしても話さなければならないときは教科書のように正しくて綺麗な言葉だけ話し、インイヤーの機能と構造に対する説明が他の人たちにも興味深いことだと、心から信じる24歳の男性は、ただステージ上だけで破格を成した。そうでありながらも「男性」や「大人」としての変身を強調したり、「チャラいオッパ」になる代わりに最大限に精錬した芸、それ自体で観客を魅惑させる。それで今、2D世界でだけ存在するようなキャラクターが、人間界で歌って踊っている。目を離せないファンタジーの魔力だ。

 

 

 

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