시작이 반이다.

思い立ったが吉日。

Harper's BAZAAR 12月号 - JONGHYUN

 

 

CELEBS「SERIOUS MAN, JONGHYUN」

 

アイドル、シンガーソングライター、プロデューサー、ラジオDJ、そして小説集<山荷葉:流れていった、放してやったものたち>を発刊した「書く男」ジョンヒョン。彼だけの世界にほんの少し入って見たあと、書いてみたショートストーリー。

 

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雨が降った次の日だった。体にかけたコートの厚みが前日に比べて倍に膨れ上がるほどに冷たい湿気を含んだ。誰かを大気現象に比喩するなら、その日はまさに「ジョンヒョン」らしい天気に近かった。こんな日が好きだという彼の表現によると、「ちょっと憂鬱感がある濃い青色の天気」

 

真っ昼間でも真夜中のように暗い地下3階スタジオの中にスラッとした男性が、VETEMENTSのパーカーをすっぽりと被ったままのしのしと大股で歩いて入って来た。細身の体格を覆っていた黒い服を捲り上げると、拳ほどの顔とシルエットだけでは予測不能なガッチリした腕の筋肉が現れた。今にもリングに上がるボクシング選手のような態勢。彼が1ヶ月後に上がる場所は、ステージだ。12月、ソウル(3, 4日)と釜山(17, 18日)に単独コンサートを開く。この前、彼のTwitterでは「15歳公演です。なぜ.そうなの.だろうか.」という、妙な気掛かりをを含ませたような短い文を投稿した。そのメンションのあとには「コンサート映像撮影全部終了!パフォーマンス準備をさらに充実させる。」と投稿し、筋肉質の上半身の写真を添えた。『体脂肪は落ちて、体重は以前より増えました。運動を一生懸命して、テンションがいっぱい上がってきた状態でしょうか?公演が終わるとき、観客の方たちも僕のように体力的にくたびれた状態で帰られたら嬉しいです。「こんなはずじゃ」と呆気に取られたままで。(笑)』ファンタジーのようなキャラクター、豪華な舞台装置、セクシュアルな要素など、予測不能なことが高麗大 ファジョン体育館で繰り広げられる予定だ。

 

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ジョンヒョンは、自他ともに認めるワーカーホリックだ。撮影当日のスケジュールを早口で読んでみようとすると、前日、日本での日程を終えて仁川空港へ帰国して撮影場所にそのまま飛んで来て、何時間も眠っていない状態でスパークを起こしながら、7着の衣装と密着して「ポーズ王子」という別名とともにスタッフたちの拍手洗礼を受けた。写真家と撮影BGMで選曲した、マイケル・ジャクソンの歌が流れると、鼻歌を歌ったり、リズムに乗るのはもちろんな上。そうかと思えば、静寂の中で置かれた映像カメラの前でクリスマスの挨拶を伝えるときは、照れ屋な少年のように口を覆って恥ずかしがった。何だろう、この男?「ステージの上でのみ攻撃的で強烈なキャラクターがはっきりと出てくるほうで、日常生活ではかなり静かに生きています。極端なようです。ワーカーホリックのように深くのめり込むエネルギーを発散する反面、僕の中には悲観的なエネルギーもあります。1日の中でも、そのふたつの姿が行ったり来たりするようです。」おそらく前者の姿が炎のように少しのあいだ現れるものだとするなら、後者である穏やかで静かな時間は彼にとってはるかに長く重要なようだ。彼には考える時間がすごく必要だから。「キリンがなぜキリンなのかご存知ですか?」30年の人生で自分の名前についても悩まなかった僕は「首が長いから?」という詰め込んだ答えしかできなかった。(正解は、私たちが知るそのキリンは伝説の中に存在したまた別の動物 麒麟に似ていて、キリンになったというもの。)当分、缶ビールに描かれたその伝説の動物を見るとクスッと笑いが溢れそうだ。「僕、こういうのがすごく好きなんです。(笑)どの単語がなぜそうやって作り上げられたのかという興味がたくさんあります。名前というものは人間間の約束と同じものじゃないですか?単語の根本を探し求める過程が面白いんですよ。」人々にとってジョンヒョンという存在はどこから出発して、今の名前になったのだろうか?

 

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アイドル、シンガーソングライター、プロデューサー、ラジオDJ、そして小説集<山荷葉:流れていった、放してやったものたち>を発刊した「書く男」ジョンヒョン。所信によって高校を思い切って辞めてから進路を早めに自ら見つけて音楽学校に進学し、SHINeeのメンバーとして、そしてジョンヒョンという独立したミュージシャンとして活動してきた今までの歩みには、「書く行為」を続けてきた。ジョンヒョンは、ストーリーテリングが習慣のように身体に染み付いた人のように見えた。タイトル作成ー作詞ー作曲順で成し遂げられる曲作業は、主に携帯のメモ帳で最初は出来上がる。そこにいちばん最近では何を書き込んだのかという質問に「今、一度見ますか?」と言ってボタンを押すと、いつ歌で聴けるか分からない歌詞を淡々と読んでくれた。『「書く」というアプリがあります。毎日毎日お題をひとつずつくれるんですが、それに合わせて文を書いて上げれば、人々だけで共有できます。例をあげると、寝言、無駄骨のように単語と文章がランダムに投げられます。最近ここで、あるコンセプトを決めてずっと書いている文があります。誰かを恋しく思う人になって、いつもその心で文を書くんですよ。』彼にとって曲を書けるようにインスピレーションをくれるものは、テキストだけでなく音の力もある。キム・イェリム、IU、ソン・ダムビ、イ・ハイなど、普段は他の歌手たちの声に耳を傾けて聴いて、彼らの曲作業と一緒にときどきプロデューサーの役割も兼ねながら、これに対して大衆と評壇という両方から好評を引き出した。最近ジョンヒョンが楽しんで聴いている音楽は、OOHYOというインディーミュージシャン。「読むことと聴くことを同時に出来ません。音楽が耳に入って来るとひとまず真似て歌ってから、歌詞の内容とかタイトルに集中して聴きます。視覚と聴覚は共存出来ないと思います。代わりに、音楽を聴くときにどんな香りがしたら良いなと考えたりはします。それで、アロマキャンドルを焚いたりもします。ムスクとウッドの香りが好きです。他のものは敏感ではありませんが、香りにはちょっと敏感です。ある空間だったり、人の香りもよく覚えてます。」HERMES「ヴォヤージュ」香水ばかりを7年近く使っているほどで、香りに対する愛着は確かだ。ボディーローション、オイル、ミスト、ヘアパフュームを体にきちんと重ねる理由もやはり『僕が好きな香りがしなくちゃいけませんよ。会社のエレベーターに乗ったら、僕がいなくてもみんな分かります。「ジョンヒョンが来たね?」(笑)』ジョンヒョンは今まで作業してきた自身のソロアルバムをどんな香りとマッチングしたのだろうか?「小品集アルバムはウッドの香り、ミニアルバムは赤色を含んだ不思議なアロマキャンドルを焚いたら、よく似合うと思います。」

 

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ジョンヒョンとの会話が録音されたファイルを紙にタイピングする終始、妙な感情が湧いた。彼の声は実は2014年冬から、午前12時から明け方に掛かるその時間、時計の秒針の音のように入ってきた音声だ。僕にとってラジオは習慣とも同じ。無意識に繰り返された。バスの窓際や部屋の中でぼ〜っとしたままで、1日の終わりを彼の音声で認識してきたようだ。少し前、彼がDJとして席を守ってきたMBCラジオ<青い夜 ジョンヒョンです>が1000日を迎えた。その日、放送が終わるころ、ジョンヒョンはだんだんと堪える内に涙を溢れさせた。幸せで温かかったというリスナーたちの短いメッセージの中で、ジョンヒョンは言葉を続けられなかった。『もともと記念日はあまり気にしないんです。その日も「わぁ、時間はすごく早く過ぎるなぁ、それでも初めに思ってたより長かったですね。」くらいだと淡々と思っていましたが、リスナーたちが送ってくださったイベントとメッセージで感動をたくさん受けたようです。人々の日常と僕の日常のあいだで、ある偶然な共通点が生まれて、数字がずっと増えているということに、運命的な感じがするときもあります。僕が運命をちょっと信じるほうなんです。(笑)ある意味、僕が普通の人と違う人生を生きているので、多様な人のエピソードを通じて学ぶ部分が大きかったです。僕が経験出来なかった人生を近くで触れられるということが、ラジオを通じて得たいちばん大きな変化でした。』ジョンヒョンにとって、1つ目のターニングポイントが音楽で進路を決めたこと、2つ目が自身の初めてのアルバムを作り上げたことだったなら、3つ目の人生の転換点は「ラジオを始めたこと」だと話した。リスナーのメッセージをベースに直接曲を作り上げた成果を集めたアルバムであるジョンヒョン小品集<物語 Op.1>が彼のフィルモグラフィーに残るということだ。大韓民国レコード会社にとって、唯一無二な試みではないだろうか?

 

2016年の終わりに向かって駆けていくこの時点、ジョンヒョンはラストスパートを始めている。「体力的にも精神的にもすごく大変な状態です。コンサートが終わったら、ちょっと休まなければいけないと思います。僕の体と精神の健康のために、仕事をちょっと減らさなければならないと考えています。」1から10の中で最近の状態がどの地点に来ているようなのかと尋ねるとすぐに、漫画<NARUTO>のロックリーというキャラクターの話を切り出した。「本人の体にあるチャクラを開放しながら、さらに強くなっていくキャラクターなんです。たぶん体に8個の門があるはずなんですが、それを開けば開くほどにより一層強くなるんです。でも、いつも秘技には毒が付き物でしょう。ロックリーも自身の限界を飛び越えて門を何個以上開放したら、数日間は動けなかったり、昏睡状態に陥ります。今、僕がまさにそんな状態に到達しているように感じますね?(笑)」

 

 

LINK☞︎ http://harpersbazaar.co.kr/celebs/시리어스-맨-종현/?ckattempt=3

 

 

外的な姿、内的なエネルギーふたつとも最高頂点に上がってきているジョンヒョン。シリアス感とシャイ感の中にあるジョンヒョンの姿をこっそり公開します。

 


시리어스 맨, 종현 - Harper's BAZAAR Korea 2016년 12월호

 


LINK☞︎ http://harpersbazaar.co.kr/celebs/시리어스-맨-종현-2/