시작이 반이다.

思い立ったが吉日。

MARIE CLAIRE 6月号 (2024) - ONEW

 

 

 

WALKING IN MY SEASON

 

 

 

今の歩みがどこに到達するか分からないが、逃げず、ぶつかってみる。正面から穏やかにあたたかく、自分のものを探してみようとする期待に満ちた心で。ミュージシャン ONEWの新しい歩みの前に広がる世界。

 

 

 

 

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

ソウルをスタートに大阪、マカオシンガポールなど8都市で開かれる初単独ファンミーティングを目前に控えている。待っていたファンたちと同じくらいステージに上がるオニュさんの期待感も大きいんじゃないかと思います。

 

それで名前を「GUESS!」にしました。初めてやってみる個人ファンミーティングなうえに、久しぶりのステージなので悩みが多かったですね。既存の姿を盛り込むべきか、あるいは新しいものを探すべきか。形式を作っても悩みがありましたし。それで話もしたかったし、歌も歌いたかったんですが、ふさわしい形が何なのか考えて、ファンミーティングに決めたんです。その代わり、内容は自由に一緒に作り上げていきたくて、「GUESS!」にしたんですよ。現場で会話をもっとたくさんしたらファンミーティング、歌をもっとたくさん歌ったらコンサートになるかもしれないという考えで、ちょっと余白を作って準備中です。

 

 

 

 

 

楽しみにしているステージがまたひとつあります。Tone &Music Festival 2024ラインナップに入ったという知らせを聞いて、ちょっとびっくりしたし、それでより嬉しかったです。びっくりして嬉しい理由は、オニュというアーティストに音楽フェスティバルで出会うと予想してみたことがなかったからです。

 

僕もびっくりしました。最初に提案を受けたときは、「はい?僕がですか?」こんな感じでしたし。(笑)決心するのに、Dinamic Duoのチェジャ兄さんのアドバイスが大きかったです。兄さんにちょっとプレッシャーになるんですが、どうしたらいいか聞いてみたら、「ただやればいいじゃないか」と言うんです。最近はジャンルもあまり問わないから、穏やかな歌を歌っても、楽しい歌を歌ってもいいんだと。僕が楽しむ姿だけ見せてあげればいいとアドバイスしてくれたんですが、その言葉に勇気が出ました。でも今も参加するという事実が不思議ではあります。メンバーたちとやってみたことはありますが、ひとりは初めてなので、僕のステージがどう描かれるか見当もつきませんし。

 

 

 

 

 

フェスティバルステージに対して、あらかじめ小さなヒントをひとつだけもらえるなら?

 

新しいアルバムを準備中なんですが、おそらく収録曲中のひとつを歌うことになるんじゃないかなと思います。(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新しいアルバムに対する質問をしないわけにはいかない言葉なんですが。(笑)音楽作業をコツコツと行っている最中だと聞きました。最近は作業しながら焦点を当てる部分は何でしょうか?

 

僕が導き出すことのできる音楽は何だろうかということについて、探求しています。たくさんの方が期待するのは穏やかなバラードだと思うんですが、僕はもうちょっとリズミカルな音楽もうまくやり遂げたいんです。今の僕はそのふたつのあいだの合意点を探すというより、どちらも失くさず、僕のやり方で表現してみるほうを考えているところではあります。なのであれこれ試みることを躊躇わず、視野も広げようと努力しています。これまでは歌う歌に集中していたなら、今は音楽の基礎になる楽器の音やソースも探してみながら、僕の声との調和を悩んでいるところですね。ファンミーティングやフェスティバルも序盤作業の一部だと思っています。たくさんのことに余白を作っておいて、新しいことを試みてみるときに得る活気がありますよね。それが新しい音楽のいい基盤になってくれると信じているんです。

 

 

 

 

 

新しい事務所と同行を始めたことも、その試みの中のひとつでしょうか?もしかするといちばん難しくて大きな挑戦だったかもしれませんね。決心するまで、過程はどうでしたか?

 

新しい事務所で始めるということが、言葉のように簡単ではありませんでした。何ひとつ大切でないものがない場所を離れることは、僕としてはものすごく大きな決心が必要だったんです。それでもチーム活動はそのままできるということで、それならひとりでは大きな事務所の手助けなく最初から最後まで主導的にやってみようという考えで、挑戦することになりました。与えられたものに便乗せず、正面から僕のものを探してみたい気持ちからです。

 

 

 

 

 

自分自身を挑戦的なひとだと思いますか?

 

勇気がありませんでした。いつも誰かのことを考えようと、あるいは僕を考えようと、挑戦をちょっと避けていたと思います。でも実際にやってみると、そんなに怖くはなかったんですよ。とりあえずやってみて「違うなら別にいい」精神を得たんでしょうか。今はちょっと柔軟になりました。(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミニアルバム<DICE>を発売したとき、MARIE CLAIREとインタビューしながら、「できるときにできることを全てやってみようとしています。そのときそのときに僕が好きなことをよく探そうと努力するつもりです。」と話していました。この言葉をいちばん活発に実行する時期なのではないかなと思います。

 

休みながらたくさんのことを考えたんですが、とにかく僕を大切にすることがいちばんだと思いました。そうしながら自然と僕が好きなことは何なのか、探すようになりました。最近はその場で目に入る、近くにあることをやってみようとしています。何日か前には絵を描きましたし、本を読んだり、新しい音楽を聴くこともあります。こういうものが全て関心があったので近くにあったものたちなんですが、以前は後回しにすることが多かったんです。ものすごいことを試してみるというより、その場でできることに没頭してみることが今の僕にいちばん必要で重要なことみたいです。

 

 

 

 

 

その中で、いちばん好きだったことは何でしょうか?

 

これもすごく些細なことなんですけど。最近(企画社代表を指しながら)、この方と会話をすごくたくさんします。一から十まで僕の考えをすべて話して、反対にこの方が考えていることもすべて聞いてみて、それからこれは合ってて、あれは間違ってて、こうしてお互いに調整する過程がすごく好きなんです。以前はこんな過程を避けていたんですね。「僕がごめんね」と言ってしまったり、嫌なことがあっても「全部いいよ」と言ってしまっていました。実は回避型の人間は遠くから見ていると、すごくよく見えるかもしれません。でも、近くで僕と接するひとたちは大変だったかもしれないと思いました。それで逃げるのはやめよう、ぶつかってみようということです。一方で、ひとりでぼうっとする時間をあえて持つんですが、それはそれでいいです。公園や山、海にひとりで行って、iPhoneで音楽を聴きながら、その場所のひとたちを見守ることがそれなりにヒーリングになるんですよ。あのひとは何を考えてるのかな?僕ならこんな雰囲気でこんな気持ちを話すと思うんだけど。まあ、こんなことを考えたりもしながらですね。そうしていると、堪らなく寂しい瞬間がやってくることもあります。そうしたらまたこの方に連絡して会話を。(笑)最近はこんな時間が本当にいいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

話を聞けば聞くほどもっと気になります。こういった経験が蓄積されたオニュの新しい音楽にどんなものたちが込められるのか。本人の音楽がこれからどんな方向に向かっていくことを願いますか?

 

今のところは分からないです。結局は歌を歌いたいですし、歌わないといけないという唯一の確信だけを持ったままで、何をどうすることになるかはよく分からない状態です。ただ、その何かによって、たくさんの方がいい影響を受けたらいいなと思います。今はそのくらいです。人生の小さな慰めや勇気、希望が生まれたという話を聞くと、本当に嬉しいんですよ。聴くひとの心を汲み取ってあげたい、僕がそんなおかしなお節介なところがあります。(笑)それで僕が先にもっとたくさんのことをやってみようとするみたいです。人生をもっと豊かにするために、自分自身を強固にするために、本人にとっていいものを探してやれ、と言いますよね。でも、この簡単なことが誰かにとってはすごく難しいことかもしれません。「それで僕にとっていいことって何なの?僕らしいものって何なの?」こんなふうに思うかもしれませんよね。だから僕が先にしっかりしたり、前に進んだり、とりあえずやってみる姿を見せてあげたら、それが誰かにとって小さな勇気を与えられることもあるんじゃないかと思うんです。

 

 

 

 

 

今日、最後の2カットを野外で撮りましたよね。実は雨がすごく降っててダメだと思ったんですが、嬉しそうに出ていって、雨に打たれながら走ることまでしました。振り返ってみると、さっきのその姿がちょっと前に話した、「とりあえずやってみる姿」だったな、という気がします。

 

試してみることに意義を置くんです。今すぐにはこれだという結果が得られなくても、こういう経験があとで役に立つことあるからです。もしも今日、野外で撮ったカットが使われないなら、次はこんなふうにしてみて、また次はあんなふうにもしてみて。約10回やったのにすべて使われません。そうしたら統計的に、雨が降る日に撮った写真はよく映らないほうですとすればいいんです。(笑)とにかくやってみなければ、すべて分からないことですよね。そして僕は突拍子もなくとんでもない試みをやってみることをちょっと面白がってます。ふふふ。

 

 

 

 

 

ところで、雨が降る日は好きですか?

 

以前は、いつもものすごく好きだと話していました。でも、ある瞬間からすごくジメジメして空気が重くなって気分まで沈めるような気がして嫌なんです。でもまた最近は見ていると、悪くなかったんです。ずっと変わるみたいです。いつも僕はこうだと確定して話しますが、実がそのときの気持ちだけなんです。とにかく今日の僕の心は、「楽しい」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

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